短時間型 睡眠薬

寝床についてから30分以上経っても眠れない、寝付けないけど一度寝てしまえば、ある程度眠ることはできるという方には、作用時間が短い睡眠薬が効果的です。

 

 ただ、睡眠薬って非常に種類が多くてどれがどんな効果を持っているのか? どれくらい作用時間があるのか? 自分に向いているのはどれなのか? 分からないことが多いですよね。

 

そこでこの記事では、効果が短い睡眠薬の名前とそれぞれの特徴を詳しく紹介し、「自分に合った睡眠薬はどれなのか?」ということを解説いたします。

 

ぐっすり眠れない、熟睡できない、眠りが浅いという方が使う睡眠薬については以下の記事でまとめていますので、よろしければご覧ください。

熟睡できない、眠りが浅いときの睡眠薬はどれが良い? 特徴と選び方

ベンゾジアゼピン系睡眠薬~ハルシオン、レンドルミンなど

ベンゾジアゼピン系の睡眠薬の特徴は、

  • 飲んだ日からがつんとすぐ効く
  • ストレス性の不眠、一時的な昼夜逆転、うつ病などの精神疾患なんでも効く
  • 耐性ができやすくて、段々と同じ量で効きにくくなる

 

です。

副作用には一時的に足元がふらついたり、物忘れをしてしまうなどがあります。

 長期間使い続けると、薬をやめたときにリバウンドで不眠が悪化してしまうこともある ので、使うときはなるべく1ヶ月以内にして、それ以上使いたいときはいったん薬をお休みしましょう。

コラム:ベンゾジアゼピン系睡眠薬はどうして眠れるの?

ベンゾジアゼピン系の睡眠薬を飲むとなぜ眠れるのでしょうか?

その答えはGABAにあります。

GABA入りのチョコレートや玄米などでアピールされている成分ですので聞いたことがあるかもしれませんね。

 

GABAは気持ちを落ち着かせたり、体をリラックスさせる働きがある物質なんです。

ベンゾジアゼピン系の睡眠薬はこのGABAと似たような働きを持っているので、眠くなったり、不安がな気持ちが落ち着いたりするんです。

 ベンゾジアゼピン系の睡眠薬はすべてこの作用を持っているので、作用時間の違いはありますが、基本的に効果も副作用も同じです。 

 

ハルシオンハルラック、トリアゾラム錠

作用時間:3時間

効果が最大になる時間:飲んでから約1時間後

使用量:通常0.25~0.5mgまでを使います。

 

一時期社会問題にもなったことで有名な睡眠薬です。

この薬は麻薬のような悪い薬ではなく、正しく使えば寝つきを劇的に良くできます。

作用時間も短いので次の日にに眠気やだるさが持ち越すことが少ないので使いやすい薬です。

 

ですが、 2週間程度使うだけでも耐性ができやすく、効き目が悪くなってくるのが早いほか、やめたときにリバウンドで不眠症が悪化してしまう可能性が高い薬 でもあります。

どうしても寝つきが悪くて体調が悪いときに短期間使うようにしましょう。

 

レンドルミングッドミン、ブロチゾラム錠

作用時間:7時間

効果が最大になる時間:飲んでから約1時間半後

使用量:通常0.25mgを使います。

 

作用時間がちょうどよくてハルシオンよりもやめたときのリバウンド症状が酷くならないので使いやすい睡眠薬です。

 

ただ、よく効き目が弱めだと言われていて、他の睡眠薬で寝付きが改善しない場合はこの薬だとパワー不足かもしれません。

パワー不足を感じる場合は作用時間が近くてより強力なロヒプノールという薬を使ってみるのも手です。

 

ロヒプノールについては、こちらの記事で紹介しています。

ぐっすり眠れない、寝ても目が覚めるときに使う睡眠薬の効果や特徴は?

 

リスミー、塩酸リルマザホン錠

作用時間:8~13時間(個人差が大きい)

効果が最大になる時間:約3時間後

使用量:通常1~2mgまでを使います。

 

飲んでから効果が高まってくるまで少し時間がかかるので、就寝の少し前に飲むと寝付きの悪さと眠りが浅い、ぐっすり眠れないといった症状の両方に対応が可能です。

 

 深い睡眠といわれるノンレム睡眠のなかでもさらに深いと言われるステージ3とステージ4の睡眠を増やしてくれる のが強みですが、ハルシオンやレンドルミンと比べると次の日に眠気やだるさを持ち越しやすいです。

 

エバミール、ロラメット

作用時間:10時間

効果が最大になる時間:約1~2時間後

使用量:通常1~2mgまでを使います。

 

リスミーと同じでやや作用時間の長めな睡眠薬です。

睡眠作用が高まってくるまでの時間が短い、作用時間が安定している、深い睡眠を増やしてくれる効果はないのが違いです。

 

デパスエチゾラム錠

作用時間:6時間

効果が最大になる時間:飲んでから約3時間後

使用量:不眠症に使う場合、通常1~3mgまでを使います。

 

睡眠薬ではないのですが、同じベンゾジアゼピン系の薬で睡眠作用も強いのでこちらで紹介いたします。

眠れないといって内科に受診すると処方されやすい薬のようです。

 効果はとても強力ですが、ハルシオン同様効き目が悪くなってきたり、やめたときにリバウンド症状が起きやすい薬 です。

 

 

非ベンゾジアゼピン系睡眠薬~ マイスリー、アモバン、ルネスタ

非ベンゾジアゼピン系睡眠薬の特徴は、

  • ベンゾジアゼピン系睡眠薬(ハルシオンやレンドルミンなど)よりも副作用が少なくて、耐性もできにくい

 

です。

副作用が起きた場合の内容自体は基本的に同じです。

 寝つきが悪い時は、まずこちらで紹介する薬を選ぶと良い です。

 

マイスリーゾルピデム酒石酸塩錠

作用時間:2時間半

効果が最大になる時間:飲んでから約1時間後

使用量:通常5~10mgまでを使います。

 

ハルシオンと効き目が似ていますが、副作用も少ないし、耐性もできにくいです。

とても使いやすい薬ですが、 統合失調症や双極性障害(躁うつ病)の方の不眠には使えないのがネック です。

 

アモバンゾピクロン錠

作用時間:4時間

効果が最大になる時間:飲んでから約1時間後

使用量:通常7.5mg~10mgまでを使います。

 

マイスリーと違って統合失調症や双極性障害の方も使える薬です。

ですが特徴的な副作用に「苦味」があります。

 

薬そのものが苦いわけじゃなくて、胃で消化されるときに薬の成分が唾液に混じることで強い苦味を感じます。

寝てしまえば気にならないのですが、寝る前からもう口の中が苦かったり、朝起きた時に苦味が残ったりします。

 

ルネスタ

作用時間:5時間

効果が最大になる時間:飲んでから約1時間後

使用量:通常2~3mgを使います。

 

アモバンを改良した薬で、作用時間が1時間ほど伸びていて、苦味もアモバンよりマイルドになっています(苦いは苦いです)。

使いやすさはこちらの方が上ですが、新しい薬なので少し価格が高めです。

 

 

メラトニン受容体作動薬 ロゼレム

ロゼレム

作用時間:1時間

効果が最大になる時間:飲んでから約30分後

使用量:通常8mgを使います。

 

メラトニン受容体作動薬は今のところロゼレムだけで、今までの睡眠薬と違う働きを持っています。

人の睡眠リズムを調整しているメラトニンという脳内ホルモンに似た働きをして、睡眠リズムを正常にすることで寝付きを良くする薬です。

 

 すぐにがつんと効くわけではなく、飲み続けることで睡眠リズムが少しずつ正常になって寝付きの悪さが改善 されます。

 

ベンゾジアゼピン系睡眠薬のようなふらつき、一時的な物忘れ、段々効かなくなってくる、やめたときに反動で不眠が悪化するということがないのがメリットですが、新しい薬のため価格が高いです。

 

また、ロゼレムを飲むと眠れるようにはなったが 眠りが浅いという報告や女性の場合は生理不順などが起きるという報告もあります。 

 

 

 

結局どれが一番良いの? まずはマイスリー(ゾルピデム)です

ここまで色々睡眠薬を紹介してきましたが、一番のおすすめはマイスリー(ゾルピデム)です。

効き目はしっかりで、副作用は少ない、耐性もできにくいので理想の睡眠薬です。

 

ただ、統合失調症の方や双極性障害の方は使えませんし、合わない場合もあるのでそんなときはルネスタかレンドルミンが良いです。

 

 

睡眠薬が効かないときはどうすれば良いの? 薬以外の不眠対策もやる!

睡眠薬ははじめのうちはよく効きますが、長く使っていると効きにくくなってしまうことも多いです。

そんなときは薬以外の不眠対策をいっしょにやったり、睡眠薬じゃないけど眠りをサポートする薬があるのでそちらを使ってみましょう。

 

生活をちょっと見直して睡眠の質を高める

  • 寝る前のお酒やタバコを控える
  • 夜ご飯は寝る4~5時間前には終わらせておく
  • 寝る1~2時間前からスマホやパソコンをやめる
  • 寝る1~2時間前にゆっくりお風呂に入る

ちょっとしたことですが、気をつけると寝つきも良くなりますし、睡眠の質も上がって夜はスッと寝入って朝はすっきり起きられますよ。

 

こちらの記事も参考にしてみてください。

夜になっても眠くならないときは、あなたの生活のここを見直す

 

ストレスをしっかり解消する

精神的なストレスは寝付きを悪くしたり、眠りを浅くしたり、悪夢を見やすくなるなど睡眠に悪いです。

 

感情的に涙を流したり、体を動かすのは科学的にストレス発散効果があると証明されています。

ほかにもストレス発散に効果がある方法をこちらで紹介してますので、ぜひ見てみてください。

ストレスが原因の不眠にはこの6つの方法が効果的

 

睡眠サプリを使う

不眠だった妻もグッドナイト27000という睡眠サプリを使ったら、たった2週間でも睡眠が見違えるようになりました。

疲れきってたのが今では毎日朝からすっきりスタートで一日が楽しそうです。

 

事前に専門家から認められた機能性表示食品&評判も良いってことを調べましたし、実際に使ってみて良かったのでグッドナイト27000はイチオシです。

レビューも書きましたので、気になる方はぜひどうぞ。

妻がグッドナイト27000を3ヶ月使い続けたらどうだった? 効果や副作用など

 

ジェネリックの薬を使ってるならオリジナルにしてみる

睡眠薬の効き目がいまいち・・・という方でジェネリックの薬を使ってはいませんか?

薬局や病院などで「同じ有効成分の薬なので同じ効果の薬です」と説明を受けて、価格も安いと言われたらそっちにしますよね。

 

でも実はジェネリックの薬は有効成分は同じでもそれ以外の部分で違うところがあるので、効き目がオリジナルと違う結果になる場合があるんです。

一度オリジナルの薬を使ってみてくださいね。

 

睡眠薬じゃないけど眠れる薬も使ってみる

睡眠薬じゃないけど睡眠をサポートする効果がある薬がいくつかあります。

睡眠薬とはメカニズムが違うので、いっしょに使うと睡眠薬だけじゃ効き目がイマイチだったけどすごく眠れるということもあります。

 

ただ、うつ病とか統合失調症とか他の病気の治療薬なので、そういった症状がない方は使えません。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

睡眠薬が効かない原因と代わりに使える眠れる薬4選

 

 

まとめ

寝つきが悪いときに使う薬で一番良いのはマイスリー(ゾルピデム)です。

ただ、マイスリーは統合失調症や双極性障害の方は使えませんし、合わないという方もいます。

そんなときはレンドルミンかルネスタが良いです。

 

もしも睡眠薬の効き目が悪い、いまいち効果が実感できないときは

  • 睡眠の質を高める生活習慣をする
  • 睡眠サプリを使う(不眠の妻でも眠れたグッドナイト27000がおすすめです)
  • ジェネリックを使っているならオリジナルに変えてみる
  • 睡眠薬じゃないけど眠りをサポートする薬を使ってみる

などやってみましょう。