睡眠時無呼吸症候群

最近ぐっすり眠れない気がする、夜寝てるのに翌日眠い・・・という方で、夜よくいびきをかいていると言われたり、最近太ってきたなと悩んでいる方はいませんか?

もし他の病気やストレスなど他に原因が考えられない場合は睡眠時無呼吸症候群という病気が原因かもしれません。

 

睡眠時無呼吸症候群になると、睡眠の質が下がってしまいます。

睡眠時無呼吸症候群は肥満と大きく関係していて、治療のためにはダイエットをしたり、生活習慣の見直しが必要です。

睡眠時無呼吸症候群についてもっと詳しく、不眠との関係性や原因と対策法についてこちらで見ていきましょう。

睡眠時無呼吸症候群ってなに、症状はどんなもの?

睡眠時無呼吸症候群とはその名のとおり睡眠中に無呼吸状態になってしまう病気です。

ずっと呼吸しなかったらそれこそ死んでしまいますので、十数秒~数十秒程度呼吸が止まってから、そのあとまた大きく呼吸を再開するのが特徴です。

 

ぐうぐうといびきをかいて寝ていたと思ったらぴたっと止まり、しばらくしてまた大きくいびきをかく人を、誰かと一緒に寝る機会に見たことはありませんか?

いびきは睡眠時無呼吸症候群に特徴的な症状のひとつです。

 

なぜいびきが睡眠時無呼吸症候群の症状なのかというと、いびきは体のなかの空気の通り道である気道が圧迫されているときに無理矢理空気が気道を通るときにのどが振動して起きる音だからです。

 

いびきをかいているということは、それだけ気道が圧迫されていて、いつ無呼吸になってもおかしくない状態に近いということなのです。

※いびきをかいていれば必ずしも睡眠時無呼吸症候群だというわけではありません。

 

睡眠時無呼吸症候群の症状には、

  • いびきをかく。
  • 眠っている時に呼吸が一時的に止まることがある。
  • 夜に何度も目覚める。
  • 朝起きたら寝汗がすごい、頭痛がする、口がかわいている。
  • 夜寝ているのに昼間に眠気がすごい、だるい、疲れが取れない。

などがあります。

 

睡眠時無呼吸症候群には、気道が圧迫されるタイプのものと空気の通り道はしっかり確保されているのに脳になんらかの問題が起きて「呼吸をしなさい」という命令が脳から出ないタイプのものがあります。

 

ですが睡眠時無呼吸症候群のタイプは気道が圧迫されることが原因のものが84%をしめていて、脳の命令に問題が起きる場合は0.4%、残りはこの2つが合わさったパターンと言われています。

 

なぜこの気道の圧迫が寝ているときだけに起きるのでしょうか?

起きているときは気道の周りの筋肉が緊張しているので大丈夫なのですが、いったん眠りに落ちると緊張が解けるので、元々気道が圧迫される要因を持っている方は、呼吸がしづらくなってしまうのです。

 

睡眠時無呼吸症候群で翌日に疲れや眠気が残る理由

睡眠時無呼吸症候群になると、睡眠が浅くなる時間が多くなってしまいぐっすり眠れなくなってしまうからです。

気道が圧迫されている状態だと空気が足りなくなって体が低酸素状態になり、呼吸をしっかり取るために目が覚めてきてしまいます。

 

そしてしっかり呼吸をして低酸素状態が治るとまた眠りに落ちますが、そうするとまた筋肉の緊張がゆるんで気道が圧迫されてきて目が覚める・・・これを何度も繰り返します。

 

そうなると翌日ぐっすり眠れた感じがしなくなって、疲れも取れない、だるい、眠気が残っている・・・ということになってしまうのです。

 

 

睡眠時無呼吸症候群の原因はなに?

睡眠時無呼吸症候群のは、気道が圧迫されることで呼吸がうまくできなくなってしまう場合が一番多いです。

気道が圧迫されてしまう原因はいくつかあります。

 

肥満

太るとのどや舌の根本付近にも脂肪がつくので、その分気道が圧迫されてしまいます。

 

寝る前にお酒を飲む

アルコールは一時的に寝付きを良くしますが、それと同時に筋肉のこりをやわらげて、筋肉をゆるませる働きもあります。

筋肉がゆるん結果気道が狭くなってしまいます。

 

また、アルコールには他にも利尿作用があって夜中にトイレで目覚めたり、アルコールが体内で分解されてできる物質が神経を刺激する効果を持っているので眠りの質を悪くします。

ぐっすり眠れない、眠りが浅いと悩まれている方は、寝る前のお酒は控えましょう。

眠れないからお酒を飲もう→☓ アルコールが睡眠に悪影響な理由

 

仰向けで寝ている

仰向けで寝ると、舌が重力で気道に落ち込みやすくなって気道をしやくなってしまいます。

仰向けで寝るといびきをかくけど、横向きで寝ると治まるというのは舌が気道を圧迫している証拠です。

 

下あごが小さい、首が短い、首が太い、舌が大きい

これらは人それぞれの体の特徴ですが、このような方は生まれつき気道が圧迫されやすいです。

 

加齢

睡眠時無呼吸症候群は、40代以降年を取るごとになってしまう確率がどんどん上がっていきます。

その理由は年を取るごとに気道の周りの筋力が落ちたり、筋肉が柔軟性を失ってかたくなってくるからです。

 

 

私は睡眠時無呼吸症候群なの? 自分でチェックできる診断基準

  • いびきをよくかいている(と言われる)。
  • 朝目覚めた時よくのどが乾いている(睡眠時無呼吸症候群の方は、睡眠中によく口呼吸をしています)。
  • 睡眠時に無呼吸状態があることを誰かに指摘されたことがある。

これらのことが当てはまって、ぐっすり眠れない、夜寝ているのに翌日眠気が取れない場合は睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。

 

こういった場合または上には当てはまらないけど「しっかり寝てるのに翌日眠い」という症状があるだけでも、睡眠外来や睡眠時無呼吸症候群の治療を専門でやっている病院に行って専門家の診断を受けた方が良いでしょう。

 

睡眠時無呼吸症候群と確定診断をもらうためには、終夜睡眠ポリグラフという検査を行う必要があります。

確定診断には、睡眠ポリグラフ検査が必要です。これは、寝ている時の脳波、呼吸運動、動脈血の酸素飽和度、体位、心電図などを記録解析するものです。

簡易的に、寝ている際の呼吸運動、酸素飽和度、睡眠体位、いびき音を記録できる装置で診断することもあります。ただし、この装置だけでは十分な診断ができないことがあるため、時期をみて専門施設でのポリグラフ検査が必要です。

引用元:睡眠時無呼吸症候群、いびき

 

 

睡眠時無呼吸症候群の確実な治療・対策法

もしあなたが太っているならダイエットをして、寝る前にお酒を飲む習慣もあるならそれをやめましょう。

寝るときには仰向けで眠らずに体を横向きにして寝ることも大切です。

不眠対策の運動はたったこれだけでOK

 

また、それ以外にもスリープスプリントというマウスピースを使うことで、睡眠中に気道が圧迫されることを防いで睡眠時無呼吸症候群を治療することができます。

 

CPAPと呼ばれる専用装置を使う治療方法もあります。

これはエアマスクをつけて専用装置から睡眠中に直接気道へ空気を送り込むものです。

医療機関から機器をレンタルして使いますが、保険適用されているので治療費がばか高くになってしまうことはありません。

 

この2つの治療法については、睡眠外来、耳鼻咽喉科、呼吸器科など専門の病院に行って相談をしましょう。

 

 

まとめ

最近ぐっすり眠れない、夜寝ているのに翌日に疲れや眠気が残ってしまう方で、睡眠中にいびきをかいていたり呼吸が止まることがあると他の人に言われた方は睡眠時無呼吸症候群かもしれません。

 

睡眠時無呼吸症候群の原因は、肥満や寝る前のお酒、仰向けに寝ること、遺伝的なものなど様々な要因で気道が圧迫されることなどによります。

 

効果的な対処法は、原因である肥満を解消することや睡眠前にお酒を飲む習慣をやめること、そして可能な限り横向きで寝ることです。

症状が重い場合は、睡眠外来、耳鼻咽喉科などの専門科でマウスピースやCPAPを使った治療を受けることも検討しましょう。