病気と不眠

不眠の原因は非常に様々です。食事や生活習慣、ストレスの場合もあればなんらかの病気のときもあります。

 

不眠の症状を起こす病気は、精神病が多いですが、身体疾患などでも眠れなくなることがあることに注意しましょう。

 

こちらで不眠の症状がある主な病気とその病気の他の特徴を紹介します。不眠症治療の第一歩は原因を特定することです。当てはまるものがあれば、ぜひ確認してみてください。

 

不眠の症状がある精神疾患

うつ病

不眠の他に、原因のわからない不安感、孤独感、そわそわした感じ、いらいら、死にたいと思う、自分は悪いことをしてばかりだと思うなどの精神症状があります。

 

身体症状としては、頭痛、吐き気、食欲が落ちる、体が異常にだるくてトイレに行くのも一苦労などがあります。

 

躁うつ病(双極性障害、双極性感情障害)

上記うつの症状に加えて、周期的に躁の症状があります。躁の症状には、原因不明の気分の爽快感、やる気に満ちている、いつもよりも行動力が上がりすぐになんでも手を出してしまう、普段はそうでもないのにおしゃべりになる、やりたいことがどんどん思いつくなどがあります。

 

詳しくはぜひこちらの記事をご覧ください。

眠れないのは躁うつ病が原因だった?

 

統合失調症(精神分裂病←古い呼び方です)

いつも組織に見張られている、道行く人がいつも嫌がらせをしてくる、私が考えていることが周りにバレている、こういった経験はありませんか?

 

そして、この経験を話すとあなたの勘違いだ、思い込みだと否定されたことはありませんか? あなた自信かまたはこのような考え方をしている人が身の回りにいたら、統合失調症の可能性が非常に高いです。

 

統合失調症は脳内ホルモンの働きが過剰になることで、幻聴や幻覚、妄想が起きる病気です。さらに特徴のひとつとしてそのことをおかしいと思わない、自分を病気だと認識できないことがあります。

妄想、幻覚、幻聴を起こす統合失調症と不眠の関係・対策法

 

強迫性神経障害

ガスコンロが締まっているか、玄関の鍵を締めたかなど些細なことが気になって何度も何度も様々なことを確認したりやり直してしまう。

日常生活がいつもこのような感じの方、または潔癖症の方は強迫性神経症外の可能性があります。

潔癖症や小さなことを気にして眠れない 強迫性障害の治し方

 

 

境界性人格障害

他人への依存が強い、試し行為を友人や恋人にしてしまう(これぐらいのことをやらかしても、自分のことを嫌いにならないか確認する)、1か0かの考え方をしている、誰かと一緒にいても孤独感を感じるなどの症状があります。

見捨てないで! 不眠を起こす境界性パーソナリティ障害の対処法

 

 

心的外傷後ストレス障害(PTSD、トラウマ)

なにかのきっかけで思い出すだけで冷や汗をかいたり、動悸がしたりするような「嫌」という言葉では言い表せないほどの不快な過去の記憶を何度も思い出してしまう障害です。

PTSDの不眠症状は悪夢という形で現れやすいです。過去の不快な記憶を夢で何度も見る場合はPTSDの可能性があります。

突然のフラッシュバック いつも不安で眠れないPTSDの対処法

 

 

認知症(痴呆、ぼけ←古い呼び方です)

ご飯を食べたことを忘れるなど何を食べたか?などではなくやったことそのものを忘れる、体に染みついた自転車の乗り方のようなことを忘れる、家族や友人が誰だか分からなくなる、などの症状を同時に引き起こします。

自分で・家族で気づきたい認知症と不眠の関係 前兆と予防法

 

 

不眠の症状がある身体疾患

糖尿病

のどが異様にかわく、ご飯をしっかり食べているのに体重が減っていく、手足がしびれるなどの症状を同時に引き起こします。

手足がしびれる、のどが渇いて眠れない。糖尿病の原因と対策

 

高血圧

自覚症状があまりないと言われています。高血圧の結果引き起こされる他の症状として、頭痛、耳鳴り、肩こり、めまいなどがあります。

 

職場や学校の定期健康診断や献血などで血圧を測る機会があると思いますので、眠れない症状があるときは、気にしてみると良いでしょう。

 

貧血

めまい、立ちくらみ、頭痛、体の冷え、だるい、無気力など様々な体調不良が現れます。うつ病の症状とも似ていますのでしっかりと区別することが重要です。特に女性は貧血を起こしやすいので注意が必要です。

こちらも血液検査ですぐに分かりますので、ヘモグロビン濃度を気にしてみましょう。

貧血と不眠の関係性 女性は特に注意

 

甲状腺機能亢進症、低下症

甲状腺ホルモンというホルモンが体のなかにあります。甲状腺ホルモンは人の身体でエネルギーから熱を作り出し、代謝をコントロールしています

 

甲状腺機能亢進(過剰)症の場合は、一般的に「バセドウ病」と言われます。動悸や体のほてり、原因不明のいらいらを感じるなどの症状があります。

 

反対に低下症の場合は、体の冷え、むくみ、風邪を引いたりのどを酷使してないのに声がかれるなどの症状が現れます。

いらいら、暑い、眠れない は甲状腺ホルモンに異常有り?

 

まとめ

不眠の原因は非常に様々です。こちらの記事では不眠症を引き起こす病気を紹介しましたが、他にも食事、生活習慣、睡眠環境、ストレスなど様々な原因があります。原因を見極めて適切な対処をすることが安眠への近道です。