リボトリールと不眠

眠れないときに飲む薬は、当たり前のことですが睡眠薬が多いですよね。

ですが、睡眠薬以外にも眠りを助ける薬はたくさんあります。

 

今回こちらの記事で取り上げるリボトリール、ランドセン(どちらも同じ有効成分の薬です)は、不安を取り除いたり、リラックス作用を持っている抗不安薬という分類の薬です。

リボトリール、ランドセンは睡眠作用が非常に強く、眠りの質を高めます

睡眠薬が効きにくい、ぐっすり眠れない、悪夢が酷い方におすすめの薬です。

 

こちらの記事ではリボトリール、ランドセンの効果と睡眠に効くメカニズム、副作用、どんな人に向いているのかを体験談もまじえて詳しく紹介していきます。

リボトリールってどんな薬? リボトリールの効果とメカニズム

リボトリールはベンゾジアゼピン系といわれる薬のひとつで、人の鎮静系のシステムであるGABAに働きかけて不安をやわらげたり、筋肉のこりをほぐす、いらいらを鎮める、眠気を起こすといった効果を発揮します。

 

ベンゾジアゼピン系といわれる薬にはすべてこのような効果があるのですが、特にリボトリールは少ない量で強力で、さらに他にも様々な症状に効果的です。

 

けいれん、てんかん、うつ病、躁うつ病(双極性障害)、パニック障害、不眠、悪夢、脚の不快感(むずむず脚症候群)など有効な症状はとても幅広いです。

 

またリボトリールは、他のベンゾジアゼピン系の薬と比べると悪夢に対する効果が強く、悪夢に悩んでいる方にも有効な薬です。

 

ベンゾジアゼピン系の薬は共通して飲んでいるうちに段々効き目が落ちてしまうという特徴があります。

他のベンゾジアゼピン系の抗不安薬や睡眠薬を服用されていて効き目が落ちてきたという方は、リボトリールも効果が薄いという可能性があります。

 

リボトリールに限らずベンゾジアゼピン系といわれる薬は対症療法になってしまい、原因をやっつけることはできないので1ヶ月以内の短期間のみ使用することが望ましいです。

 

 

リボトリールの使用量と薬の強さはどれくらい?

リボトリールには0.5mg、1mg、2mgの錠剤とより細かく量を決められる粉タイプのものもあります。

最初は0.5mg、または1mgから使い、最大で6mgまで増量することができます。

ただし、とても効果の強い薬なので最大量まで増えることはあまりないでしょう。

 

薬の強さはジアゼパム換算量という数値で表すことができます。

ジアゼパムというベンゾジアゼピン系の抗不安薬があるのですが、これに換算したらその薬はどれくらいの量なのか?という数値です。

 

ジアゼパムは強くもなく弱くもない中くらいの強さの薬です。

リボトリールの場合は、リボトリール0.25mg=ジアゼパム5mgです。

単純計算でジアゼパムの20倍の力を持っている計算になります。

 

他のメジャーな抗不安薬や睡眠薬と比べてみると以下のようになります。

ジアゼパム5mg=

ハルシオン   0.5mg

レンドルミン  0.25mg

マイスリー   10mg

アモバン    7.5mg

ロヒプノール  1mg

デパス     1.5mg

リーゼ     10mg

このようにリボトリールは非常に強力な薬ですので、ごく少量ではっきりとした効果が出る薬です。

 

 

リボトリールの作用時間と効果が強くなる時間

リボトリールは効果が長めの薬です。

服用してから約2時間後に効果が一番強くなり、その後徐々に効果が弱くなっていって27時間後に効果がほとんどなくなります。

 

不眠症に使う場合は、就寝時間から逆算して使うとより効果的です。

たとえば23時に就寝予定の場合は、21時ぐらいに飲むことで、ちょうど寝る時間に効き目が最大になって眠りにつきやすくなります。

 

 

リボトリールの副作用にはどんなものがある?

リボトリールには、翌日に眠気の持ち越し、だるさ、頭痛、一時的な足元のふらつきなどの副作用があります。

たくさん飲めば飲むほど副作用も強くなるので注意しましょう。

 

リボトリールに限らずベンゾジアゼピン系といわれる薬は、長期間使い続けると耐性がついてしまい段々効きにくくなってしまいます。

 

さらに薬をやめたときにリバウンドで不眠がひどくなったり、いらいらしたり、憂うつになったりすることもあるので、なるべく使用するのは1ヶ月以内の短期間にしましょう。

 

一度薬をやめて体を休ませる期間を取れば、効きにくくなったりリバウンド症状が起きることは少なくなります。

 

 

リボトリールの価格

リボトリールの価格は、0.5mgで9.1円、1mgで14.2円です。

たとえば、1日1回就寝前に1mg処方される場合の1ヶ月あたりの費用は、

 

14.2円×30日=426円(健康保険を適用すれば3割負担の142円)になります。

※実際にはこれに薬局での調剤料や健康管理料などが加算されます。

 

 

リボトリールを実際に使ってみた感じは?

子どものころから頑固な不眠症を持っていた妻は、今1mgを就寝の3時間前の21時に使用しています。

リボトリールの写真

 

最初は0.5mgからスタートして熟睡感がないのと悪夢に対して効果抜群でした。

毎日のように「寝た感じがしない」、「怖い夢を見た」と言っていたのが嘘のようになくなりましたので、効き目を実感しています。

 

ただ1~2ヶ月使用してまた熟睡感が少なくなってきたり、悪夢を見始めたので、あれよあれよという間に2年間で2.5mgまで量が増えました。<

 

現在は他の薬なども合わせて不眠に対処しているので、リボトリールは少しずつ減らして半年ほどかけて0.5mgに落としています。

 

副作用について聞いてみたところ、「特に感じない」とのことでした。

翌日の眠気やだるさが副作用として多い薬ですが、元々不眠が酷かったせいか、薬への耐性があるせいなのかあまり感じなかったようです。

 

 

まとめ:リボトリールの効果、副作用など 不眠に効果的

リボトリールは睡眠薬ではないですが、睡眠の質を高める効果が強い薬です。

飲んでから2時間後に効果が一番強くなるので、寝る2時間前に飲むのがおすすめです。

 

効き目は飲んでから24時間続きますが、夜飲めば日中には眠気はおさまって不安などを抑える作用が期待できます(使用量によっては翌日に眠気やだるさを持ち越すこともあります)。

 

副作用は眠気、だるさの持ち越しや一時的な足元のふらつき、頭痛などがあります。

長期間連続で使用すると段々と効きにくくなったり、やめたときにリバウンドで不眠が酷くなったりすることがあるので連続で使用するのは1ヶ月程度にしましょう。

リボトリールは、特に酷い悪夢に悩まされている人にはおすすめの薬です。